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「介護福祉経営士2級」資格認定試験 出題例
「介護福祉経営士2級」資格認定試験の試験問題の一部を抜粋して掲載します。
※解答と解説は株式会社日本医療企画が作成しました。
※試験問題、解答、解説の無断転載・転用を禁じます。
解答・解説
介護福祉経営学 基礎Ⅰ 介護福祉倫理学
対人援助職に共通する倫理と原則について、以下の選択肢のうち、適切なものを3つ選びなさい。
- 選択肢
-
①援助者は、クライエントに対し可能な限りプラスになるような援助を行うよう努めなければならない。
②ヒポクラテスの誓いには、現代の対人援助で重要とされる秘密保持についての記載はない。
③援助者は、すべてのクライエントに公平で平等な機会が与えられるように配慮しなければならない。
④援助者は、援助行為がクライエントにとっては時に危害となり得ることを認識し、可能な限り危害を最小限にするよう努力する。
⑤援助者は、常にクライエントが望んでいる援助を行わなければならない。
解答と解説
- 解答
- ①、③、④
- 解説
-
○① 設問のとおり。生命倫理(バイオエシックス)の4原則における善行原則についての記述である。最善を尽くし、クライエントに利益をもたらすことが重要とされる。
×② ヒポクラテスの誓いに「医に関すると否とにかかわらず他人の生活について秘密を守る」と記されている。
○③ 設問のとおり。生命倫理(バイオエシックス)の4原則における公平原則についての記述である。
○④ 設問のとおり。生命倫理(バイオエシックス)の4原則における無危害原則についての記述である。ヒポクラテスの誓いにおいても記載がある。
×⑤ 生命倫理(バイオエシックス)の4原則には、自律尊重原則というクライエントの自己決定を尊重する項目があるが、クライエントが望む援助が、常にクライエントにとっての最善の援助とは限らないことを忘れてはならない。 - 参照テキスト『介護福祉経営士テキスト 基礎編Ⅰ 6巻』p.17~23
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